
代號:
頁次:
-
請依下文回答第 14 題至第 18 題:
セクハラの定義は広がり、今まで男性社会であった時代には OK とされていたことも、現在では
厳しく( 14 )。
例えば「環境型セクハラ」というのも、女性の社会進出とともに生まれてきたものだ。
では、いったいどういったものが「環境型セクハラ」になるのだろうか。
例えば、オフィスの壁にヌード写真を貼った場合。こういう労働環境では、女性は不快になり、
仕事に集中できないし、就業意欲も著しく低下してしまう。そういう場合「環境型セクハラ」にな
るのである。
セクハラの社会的対応については先進国であるはずのアメリカでも一九八〇年代のはじめまで
は、ヌードポスター、ヌードピンナップ、ヌードカレンダーなどが、男性の目を楽しませるために
職場に( 15 )そうである。
しかし、女性がどんどん社会に進出するにつれ、「ヌードだらけの職場は( 16 )」と問題視さ
れ、撤去されるように変化していったのである。
日本のセクハラ対応はアメリカに約二〇年遅れをとっているといわれる( 17 )、そういうもの
は職場から排除されるようになってきた。男性も女性も働きやすい環境作りがされるようになって
きたのである。
14 ( 14 )に入る最も適切な言葉を次の中から一つ選びなさい。
見直されている 検査されている
ディスカッションされている 聞かれている
15 ( 15 )に入る最も適切な言葉を次の中から一つ選びなさい。
貼っている 貼っていた 貼られている 貼られていた
16 ( 16 )に入る最も適切な言葉を次の中から一つ選びなさい。
仕事の効率化 環境作り 不快きわまりない ジェンダー問題
17 ( 17 )に入る最も適切な言葉を次の中から一つ選びなさい。
のに ものの ところ ので
18 本文の内容と合っていないものはどれか。
セクハラの定義は時代によって変わる。
一九八〇年代のはじめのころのアメリカの職場環境でも、女性にとって働きやすいとは言え
ない。
セクハラも環境セクハラであると見てよい。
「環境型セクハラ」は女性が社会に進出する前に見られない。
請依下文回答第 19 題至第 20 題:
文化財を守れ、自然を守れ、美しい環境を守れ、という声の高い中で、道具、 ① 職人の道具
は声もなく急速に亡びつつある。道具を手にして物を作るということが、機械や装置による工場で
の大量生産と一緒にされて、これもまた生産第一主義の元凶とめされているための現象であるとし
たら大変である。ものいわぬ道具のためにいわれなき無実を陳述しなければならない。
たとえそうでないにしても、現実に亡びつつある道具をそのままにしておいてよいのか。それは
単に古い生産の時代の遺物ではない。物を作る、生産する、ということの意味が、資源の大量消費、
産業公害の激しい発生の中で根本的に問われているとき、道具を見直し、その歴史を検討すること
によって、我々はその問いに対する何かの回答を得ることができるのではないだろうか。新しく、
手に心に再び道具を持ち直してみる必要はないだろうか。そのためにも、道具を忘れてはならない
し、 ② 亡びさせてはならない、と私は思っている。
19 ① ② に入る適当な言葉の組み合わせを選びなさい。
そして、ましてや そのうえ、すなわち
さらに、つまり とくに、ましてや
20 下から本文の主旨に一致するものを一つ選びなさい。
道具を手にして物を作るということは、生産第一主義の元凶である。
現実に亡びつつある道具をそのままにしておいてよい。
道具を亡びさせてはならない。
新しく手に心に再び道具を持ち直してみる必要はない。